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EMERALD GREEN

沖縄県の石垣島でスキューバダイビングのインストラクター、ガイドをしている太田航の日記です

船のメンテナンスと久々の出港

僕たちの業界では今のような閑散期のうちに、船のメンテナンス等を済ませておくのは定石です。
うちの船に関しては少し前にバッテリーの交換をしましたが、それは明らかに不具合が生じてからの交換でした。

そしてこの度、特に目立った異常や徴候はないものの、そろそろ替え時かな?・・という部品の交換をしてもらいました。
要するに、故障箇所の修理ではなくて、予防。今シーズンを迎えるにあたっての準備としてのメンテナンスで、
燃料フィルター
インペラー
この2つを交換してもらいました。
作業のほうはいつものようにお馴染みのエンジニアさんに依頼しました。

この「燃料フィルター」と「インペラー」・・・
あまり聞き慣れない言葉だという方が多いのではないかと思いますが、
まず「燃料フィルター」というのは読んで字の如し、燃料から汚れや異物を除いてろ過するフィルターです。
実は車にも搭載されているのですが、ご存知ない方も多いと思います。
それはなぜかというと、燃料にガソリンを使用する車の場合、燃料フィルターの交換時期の目安は走行距離にしておよそ10万キロと言われていまして、要するに1台の車を新車の状態から乗り始めたとしても、燃料フィルターの交換時期よりも先に、諸々の理由でその車を手放す時期のほうが早く訪れケースのほうが多いからです。
ところがディーゼル車の場合それがかなり短くなって、3~5万キロと言われています。
さらに船の場合は、車よりも燃料に不純物(水なども含む)が混ざってしまう機会が多いのでそれよりも短くなります。
僕の船はディーゼルエンジンで軽油を燃料にしているので、フィルター交換のタイミングとしては最低でも年に1回、多いときは2~3回にも及びます。
前回交換したのは昨年の夏だったと思いますが、今回交換してもらった古いフィルターはかなり汚れていました。
これはある程度予想していたことではあります。

ちなみに燃料フィルターがつまってくると、車では上り坂で加速が弱くなったりとかその程度ですが、船の場合それが顕著で、下手したら走行中にエンジンが停止したりします。
ただこれには殆どの場合その徴候が現れる(走行中エンジンの回転数が下がったりする)ので、その段階で交換しても間に合うケースもあります。

そして「インペラー」
ここでは「海水ポンプインペラ」を指します。
ある意味、燃料フィルターより大事かもしれません。
エンジンへ冷却水としての“海水”を送る役目をする部品で、材質はゴムなのでどうしても摩耗や劣化する消耗品です。
機能しなくなるとエンジンのオーバーヒートを起こします。
徴候としては冷却水の水温が高くなってきますが、意外と気付き難い部分ではあります。
もちろん冷却水の水温計というものは付いていますが、インペラーが破損し始めても急激にその数値が高く表示されることはなく、燃料フィルター等と比べてもその兆候が表れにくい部分ではありまし、パッと見てその状態がわかるものでもありません。
また僕のような素人が簡単に取り外せるような物でもありません。
それで今回エンジニアさんにお願いしたわけですが、結果的には特に破損は見られませんでした。


これで気になっていたところは全てメンテナンスできたと思います。

そして本日、久しぶりに出港してきました。
うちはノーゲストだったのですが、2軒のショップさんから乗り合いを頼まれていたので船を出してきました。
順調な走行をしてくれて安心しました。
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  1. 2020/03/05(木) 20:27:56|
  2. 海・ダイビング