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EMERALD GREEN

沖縄県の石垣島でスキューバダイビングのインストラクター、ガイドをしている太田航の日記です

雨とダイビング

相変わらず続きな石垣島です。
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今日のように朝から雨が降っていて、それでも海に行く予定がある場合は、ゲストさんから「この雨で船は出せるんですか?」とか「こんな雨の中でもダイビングできるんですか?」という質問が(特に昔は)よくありました。
中には「こんな天気では行きたくない」などと言い出す方も過去には何人かいました。
そのお気持ちは大変よくわかります。

ただ僕たちとしては雨くらいで中止にしていては仕事になりませんので、殆どの場合予定通り催行してきました。
雨がおさまるのを待ってから出港したりしたことは何度もありましたが、雨だけが理由で中止にしたということは僕の20年近い経験の中でも記憶にありません。おそらく一度もなかったのではないかと思います。

僕が思う雨天時の大きな心配事はただ一つで、「船での走行中、視界が悪くなること」これだけです。
石垣島の場合、場所によっては大雨の影響で赤土が海に流出してきて一時的にその一帯の水が濁るということもありますが、船舶走行中の視界不良に比べたらそのストレスは取るに足らないものです。
その走行中の視界の問題はGPSなどのナビゲーションシステムを利用すればほぼ解決しますし、雨間を見て移動するなどうまく立ち回ることができれば機械に頼らなくても何とかなります。

雨よりもむしろ「風の強さ」と「波の高さ」。それらのほうが中止するかどうか?という判断をする際に大きく悩ませてくれる要素です。
例えば・・
『天気: 風速:12m 波高:3m』
という日と、
『天気: 風速:6m 波高:1m』
という日があったとしたら、僕たちとしては後者のほうが間違いなく“仕事がしやすい日”ということになります。
安全に航行できて海況が良い場所に停泊さえできれば、あとは雨が降っていようが雪が降っていようが(笑)潜ること自体は問題ないということです。

また、風が強ければ自然と波も高くなりますが、雨に関しては必ずしもそれらと直結しないということ。

こういった諸々の理由により、風や波が安全圏内であれば雨天でも船を出すことができて、そして潜ってこれたというわけです。


あとは気持ちの問題ですね。
やはり好天の下でダイビングを楽しみたいというのは誰もが思うことですが、天気に関係なく潜れば「どうせ濡れるし」・・・って言ってくれた方も今までにたくさんいらっしゃって、そういう前向きな発想は僕たちとしては非常にありがたいです。


最後に「雨の日のダイビングの良いところ」を強いて挙げるとしたら・・・
「水面に降り注ぐ雨の滴を水中から見上げると、その光景は意外と神秘的でフォトジェニックである」という点。
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↑こちらは僕が2014年の5月に撮影した写真(クオリティは低)を引っ張り出してきたのですが、確かにこんな光景はダイバーじゃないと拝めないかも。
また、撮る人によってはこの僕の写真なんかよりもずっと素晴らしい幻想的な画になるでしょうね。

もし雨の日に当たってしまったら、こんな楽しみ方もありといえばありでしょう。


あとこれは完全にオマケ要素ですが・・
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雨が上がればこんな綺麗なが出ることもある!
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  1. 2020/05/23(土) 12:54:09|
  2. 天候、自然
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