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EMERALD GREEN

沖縄県の石垣島でスキューバダイビングのインストラクター、ガイドをしている太田航の日記です

5月~6月の海のみどころをご紹介

今年の2月は本当に暖かい日が多いですね~。
調べてみたら今月の石垣島は、昨日(2/23)までの23日間で気温20℃を超えた日が21日もあったということがわかりました。
そういえば最近、昼間の外出時の服装は大抵半袖で間に合っており、ジャケットなどはおろか長袖のシャツですら殆ど袖を通していなかったような気がします。
とはいえまだ2月後半なので、今後はまだまだ寒い日が訪れるのではないかと思います。
本格的に暖かくなってくるのは大体ゴールデンウィーク以降でしょうね。

ということで本日は、そんな暖かくなってくる頃(5月~6月)の海のみどころをご紹介したいと思います。


まず5月~6月というと梅雨期間ではありますが、こちらの梅雨は毎日のようにシトシト降り続けるなんてことは滅多にありません。
過去には、梅雨入り後も連日晴れ続きで、梅雨明けの発表がされるずっと前から『もうとっくに梅雨明けしていたのでは?』というような感覚に陥っていた年も結構ありました。
そして台風の襲来は比較的に少なく、海況が安定しやすい時期ではあります。
そのおかげで周辺離島など各方面への遠征もしやすくなってきます。
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パナリ(新城)島 -2018年5月18日-

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波照間ブルー -2015年6月14日-

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西表島周辺の“アデヤッコ” -2017年6月8日-
 この魚は何故か石垣島周辺では見れないんですよね


そしてこの頃になると南風の日が多くなってきます。
風向きが南だと珊瑚が綺麗な場所に行きやすくなってきます。
これは決して風向きと珊瑚の成長との関連性を指しているわけではなく、現在珊瑚の群生が広がっているエリアが石垣島や西表島などの北側に多いので、南風だとそこにアクセスしやすいということです。
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三ツ石のサンゴ -2020年6月18日-
最近のサンゴおすすめスポットは、こちらの三ツ石エリア、そして石垣島の崎枝周辺です。


珊瑚といえば、その産卵が見られるのもこの時期となります。
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2014年5月15日
僕は過去に珊瑚の産卵を3回(3シーズン)ほど見たことがありますが、いずれも5月末~6月初旬でした。1シーズンに複数回(連日)見たこともありました。
ただしこれは“運”と“根気”が必要です
まずこの珊瑚の産卵は夜に行われるのでナイトダイビングをすることが大前提となるわけですが、そのほとんどがかなりの深夜時間帯となります。帰港したら日付が変わっていたこともありました。
水温や月齢、潮の干満など様々な要素から見られるであろう日を予測して行くわけですが、当然その予想がハズれることもります。
極端な話、上記のようなデータをもとに導き出した日を基準として、その前後で毎日のように狙っていけばほぼ確実に見れるとは思います。こちらに住んでいればまだそういう事もできなくはないかも知れませんが、多くの方には現実的な話ではないですよね(笑)

というわけでこれはかなり“運”要素が強いのですが、もし運よく見ることができたらきっと感激すると思います。
僕は最初に「とりあえず1回見れたらいいかな」なんて思っていたのですが、初めて見れたときの感動は予想以上で、すぐに「また来年も見たい!」なんて思ったりもしました。


「産卵」つながりになりますが、冬の間に産みつけられたコブシメのタマゴが孵るのもこの頃です。
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2016年6月18日
こちらはハッチアウト直後のコブシメの赤ちゃんです。大きさは大体2センチくらいですね。
見た目はあの大きなコブシメの成体をそのまま小さくしただけです。こんなに小さくてかわいいのにしっかりとスミを吐いたり大人のように体の色を変化させたりできるから驚きです。


さらにこちらも“産卵”関連のみどころになりますが・・・
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キンセンイシモチの口内保育 -2016年6月18日-
イシモチの仲間は、オスが口の中でタマゴを保育します。この写真の個体のアゴの部分が膨らんでいるのはそこにたくさんのタマゴが入っているからです。その様子が少し開いた口の隙間からチラッと見えていますよね。
キンセンイシモチはこちらの海には普通によくいますし見つけることも簡単なので、この時期に見かけたらまずアゴのあたりを注目してみてください。
タマゴ自体はかなり小さいので肉眼で確認することは難しいのですが、写真を撮って拡大してみるとその様子がわかるかと思います。




以上、5~6月の海の見どころをご紹介してきました。
最後に“注意点”とまでは言いたくないのですが、一応この時期の気になる点についてもお話しておきます。

まず一つは、大体6月の後半あたりから夏至南風(カーチバイ)という強い南風が吹く時期になってきます。季節風ですね。
ここまでの本日の記事を読む限りでは「南風=良い」と思われがちですが、当然それが強すぎると非常に厄介なものになります。
むしろただ風が強いという条件下であれば、その向きが北だったほうがやりやすいというケースもあります。
それくらいの南風が吹く日もあるというのが現実ではありますが、それによって出港ができない(ダイビングが中止になる)という事態にまではまず至りません。

あとは水の透明度に関してですが、秋~冬季に比べるとだいぶ落ちる印象が強いですね。
これはあくまでも僕の今までの経験の中で全体的にそう感じているだけで、これといった根拠や詳細なデータはありません。
もちろん日によっても違いますし、行く場所によっても変わりますので一概にも言えません。
ただどうしてもその印象が拭えない部分がありますし、もうかれこれ20年近くこちらの海を見させてもらってきた中での話なので全くの見当外れでもないのかな・・なんて思います。

ちなみに前述した“梅雨”に関しては「気がかり点」としてここに記す必要もないくらいだとは思っています。
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  1. 2021/02/24(水) 14:45:22|
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